こんにちは〜
あいちゃん @design_iChan です。
前回の
では、主にイラストや宛名面のデザインを見た目の視点から
書いたんですが、今回は、郵便物としての機能面や
印刷の仕様について調べてわかったことや、工夫したことを
整理した記事になっています。
▼今回作ったのはこの宛名面
[:コンテンツ]
印刷に挑戦
規定やルールの確認を
ポストカードを作るときは、基本的に148㎜×100㎜で作ります。
その他、大判もありますよ。
印刷をするためには、トンボという外側3㎜の余白が必要で、
これは、印刷会社のHPをみると、テンプレートが無料配布
されていたり、illustratorソフトで手軽に作成することができます。
外側3㎜、内側3㎜、にガイドラインを作るのが定番です。
ちなみに、このトンボを作る理由は、多少ずれて印刷されたり
裁断されても大丈夫なようにするためです。
なので、この外ラインいっぱいを意識してデザインしつつも、
重要な情報は、少し余裕をもって内側にデザインするのが
良いようです。
トンボの見本
印刷を意識した色
色鮮やかなポストカードってかわいいし、飾りたく
なりますよね!
そんなポストカードに憧れて色鮮やかに^^ ・・・
とっ、ちょっと待ってください。
前回のポストカードをつくってみた - ときどきあいちゃんブログ
でも少しふれましたがポストカードを印刷する場合は、
最低限押さえておきたい色のいろはがあるんです。
が~ん
私は結構、手間をとられたんでまとめておきます。
- CNYKになっていることを確認
- 郵便番号枠の色は金赤(M100%Y100%)
- 単色か4色にするかで印刷代が違う
凄く定番なんですが、意外と気が抜けていたり、
仕事が立て込んでいてWEB用にRGBで作業した後なんかに
うっかり、ミスするのが、この印刷用のCNYKカラー。
発色が違うのでしっかりチェックが必要です。
印刷用は、 CMYK です!
次に、意外と知られていないのが郵便番号枠のミス。
ポストカードの宛名面をじっくり見ることってあまり
ないかもしれませんが、特に郵便番号枠は読み取り機に
通すので、誤認を避けるために色の指定がされています。
JIS規格で、金赤(M100%Y100%)となっていて、KやCは
誤認を起こす恐れがあるので使用しないことになっています。
デザインを考えて、金赤は使いたくない場合、
実はこの郵便番号枠は無くても大丈夫なので作らないの
も一つの手段としてありです。
けれど、この金赤の枠は1㎜単位の規格のあるものなので
勉強として作ってみるというのもありかなと個人的に思います。
3つ目のは、ミスというかお財布事情になるんですが、
少しでもコストを抑えたい場合は、両面印刷でも単色を
選ぶと多少安くなります。
私が使用する予定の プリントネット さんは、
単色と4色の差額が300円(2019.9.4現在)となってます。
単色を希望する場合、K(黒色)かM(マゼンタ)かC(シアン)
か選ぶことが出来るので、
イラスト面との兼ね合いで変えてみてもオシャレですね。
ちなみに、Y単色は視覚性が悪いので通常、取り扱いがないです。
少し、Mを混ぜることで表現できます。ですが、4色刷りと
いうことになります。
私の描いているキャラクターは、卵色というJIS規格の色で、
Y60M20となってます。
イラスト面とのデザインの整合性を保つために今回は4色と
しました。
定番の金赤の郵便番号枠が、お年寄りから子供まで
分かりやすくて使いやすい安心感のあるデザインとなりました。
最後に
ハガキを送ってみよう
夏休み明けのお孫さんからのお手紙。
そんなイメージにしあがりました。
うちの子もたまに、おばあちゃんの家に手紙を送るんですが、
喜ばれるんですよね。
是非是非、ポストカードを作ってみて、送ってみましょう。
このポストカードを気に入って下さった方いましたら、
DMにてご相談承ります。