こんにちは~
ときどきあいちゃんです @design_iChan
今回は、なななんと、ポストカード作りに挑戦しました。
ポストカードって、あの一通62円で送れるハガキです。
いまどきは、SNSを使えば、暑中見舞いもお正月の挨拶も
事足りてしまうことも多いとおもいますが、
ここは、その利便性だけではなく。。お土産などとしての
違う側面を楽しむポストカードをつくっていきました。
▼つくったポストカードはこちら
illustratorでの作業工程となってます。
そんなポストカードの制作過程の整理した記事となってます。
ポストカードのサイズ
サイズをきめる
なんせハガキが64円で送れるのようにサイズを
きちんと決めてつくりました。
ちなみに、ポストカードの標準サイズは 100㎜×148㎜
で、長辺140㎜~154㎜短辺90㎜~107㎜までOkです。
私は物好きでトンボを作りましたが、ネット上に
テンプレートが沢山落ちているのでそれでも十分です。
んで、つくったのがこちらのトンボ(100㎜×148㎜)
illustratorでトンボを作るのは、オブジェクトの
トリムマークを作成と、パスのオフセットを使って
ネット情報を見ながらやっとこさ出来きました。
構図を考える
テーマは夏
お世話になっているコミュニティの課題だったので
テーマがありました。
自由課題なんですが、夏ということで色々思いが巡り
ますよね。
「暑中見舞い」「自分のキャラを推す」などなど。
悩んだんですが、自分の課題がキャラ化だったので、
名刺の時と同じように、渡すシチュエーションを
考えて、小ざっぱりとしたポストカードにしようと決めました。
理由は、初対面の方でも使いやすいものだと
もらった人がラッキーっとおもってくれるかな。と考えたからです。
ポストカードって買うと安くても100円くらいしますもんね。
そんなことを踏まえて、
ガチャガチャして癖が出過ぎないよう
奥から手前、手前から奥、と視線の流れが動くシンプルな構図にしました。
夏小物を散りばめて夏らしさを前面に押し出した図ではないですが
新しい発見があった夏を表現したくて、卵とキャラクターにしました。
私的には、夏は色んな事に
チャレンジする気分になりやすいからよいかなと思いました。
色を決める
いろいろ試してみた
図が夏らしくない分、色は夏色をふんだんに使いました。
今回も、「日本の美しい色と言葉」桜井 輝子さん
の本にお世話になってます。
使った色はこちら
※印刷用なのでCMYKで作成しています
卵色
土用波
と、その他、夏に涼しげな色
卵色は、このモクモク頭のキャラの色なので最初に決まって
いて、どうしても使いたかったのが、「土用波」という色
なんでも、夏の土用の頃に起こる大波のことで、気象学が発展して
台風の影響で出来ている波とわかったらしいです。
目の前のなんとなく毎回起こっている現象も、よく観察したり、
調べたりすると
地球規模、宇宙規模の物理的な理由でおこっていたりします。
そういうのを観察した人凄いなぁ( ^ω^)・・・
(完全に自分の世界に浸ってしまった)
話はそれましたが、そんな土用波は、可愛い波の形にして、
背景の柄としてあしらいました。
その他の青は、文字に乗算をかけたりしながら、
絵全体の一部になるように配色しました。
その他、実験的な要素もあって印刷したときどんなふうに
発色するのか楽しみなので色々な青を使ってみました。
効果を付ける
版画のズレのような
素朴なイメージに仕上げたかったので一つ一つの
レイヤーを少しズラして配置し直し、乗算をかけ
タッチの入った生成り色の背景に馴染ませました。
卵の影は、効果ギャラリーのハーフトーンパターンを
ハードライトで馴染ませました。
そして、細部の素朴っぽさを筆のタッチを変えたりして
演出を詰めて表面が完成しました。
裏面はルールを守ってつくる
使用することを考えて
基本的なルールは、表面が縦なら裏面も縦構図。
表面が横構図なら裏面も横構図といちげ先生にならっていたので
押さえました。あとは、いろいろネットで調べると、
・切手を貼る場所は縦なら左上部幅35㎜縦70㎜の中
横なら右上部幅70㎜縦35㎜の中に収めること。
・切手枠は、デザイン規定はない。
・地の色は薄い色、濃くする場合は、文字の部分を薄い色
にする
・広告の載せる場合は、縦構図なら下半分。
横構図なら、左半分。
・郵便番号枠は、JIS規格により決まっている位置と色がある
(抜けてるのがあったら教えてください💦)
というなかなかの規定がありました。
違反したら届かないんでしょうか。
届くような気もしますが、寄せてつくってみました。
今、まとめて気づいたけど、郵便番号位置は正確じゃない
です。(後日修正しました)
裏面完成です。
これで表面、裏面がそろいました( ;∀;)工程が多い!
おわりに
ポストカードのデータをつくってみてわかったことは
グラフィックデザインの技術も必要ですが、
一番に、郵便局で通用する64円ハガキデザインをする
ってところが肝だということでした。
これからは、ポストカードを尊敬のまなざしでみます。
しかし、まだ完結はしてないんですよね、、、
次回、印刷工程をお楽しみに!
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